薄い男性フェチを語る
薄い男性を見るのが好きだ。
多分人生で一番痩せている時でも、なんだか逞しい体型に仕上がってしまっていた私のないものねだりだと思う。
いま低気圧からくる激しめの頭痛と吐き気で一旦休んでる最中なので多少気の触れたことを書いても怒らないでほしい。
まず基本的に筋肉はいらない。細マッチョじゃなくていい「細」でいい。
昔のバイト先の男性陣が揃って細く華奢だったので、みんなで海やプールに行くと、それはそれは悲惨なボディが並ぶことになる。
さすがににそれを見ると(筋肉、多少は必要だわ)と思うけど、もうそんなところには行かないので「細」でいい。
知力は文系でも理系でも、私よりも高くあってほしいが、体力は私と同じくらいあればいい。
中身で言えば、存在感も薄めが好きだ。いかにも「俺、ここにいます」「俺のことを見ろ、大衆よ!」という精神的にオラオラしている、というかみんなの視線を集めて快感を得るようなタイプはちょっと苦手だ。
みんながモブ扱いして放っておいてるけど話してみると実は面白い、という人間がめちゃくちゃ刺さる、それだけで好きになれる。
見た目に戻る。
もちろん顔も薄めが好きだ。色黒よりは色白であってほしい。
薄くて一見その辺にいそうなんだけど、よくよく見たら整っている、みたいな王道パターンに弱い。Twitterに書き散らかしてるけど、「チェリー」という代表曲を持つ某バンドのボーカルの顔が好きだ。
全パーツが整い、適切な位置についている。そのあまりのバランスの良さにみんな一回はスルーしちゃうのだ。
すごく綺麗な構図で狂いのない絵と、なんか雰囲気いいけど遠近感とかズレてないかこれ、と思わせるような絵を並べたときに、最初は後者に気をとられがちになるのと同じである。
人工的に整えたものにはいい意味でも悪い意味でもすぐ目がいくが、あんまりにも自然に整っていると、そのことに気づくのに遅れてしまう。そういうことを言いたい。
尻。ペタンコが望ましい。高校生の頃からプリケツが苦手だ。
プリケツの生命力溢れる感じが暑苦しくて嫌だ。
最近見なくなったが、ツーブロックで、青系のピタッとしたストライプスーツ、尖り気味の革靴サラリーマンの尻がパツパツになっていると、激萎える。
そういう奴は8割方オロビアンコの鞄を持っている。
萎える割に考えは飛躍し、おぼこいまま四半世紀生きたくせに(こういう人に限って×××が××××××××ってる、もしくは××で××、××)と勝手に決めつけている。
ああ、伏せ字が多すぎて、筒井康隆「弁天さま」みたいになってしまった。
話が飛んだ。
「お前の尻はどうなんだ」
と言われると、申し訳ない、実はキュッと締まった上向きの美尻ポテンシャルを秘めているが、いまは脂肪に覆われている、と言うしかない。
美尻は修学旅行の風呂場で友達に言われたので、私の勝手な言い分ではない。
上半身は本当にワンパンで倒せるんじゃないか、ってくらいでいい。
「ご飯ちゃんと食べてるか?」「もっと食え?」って心配されるくらいでいい。
実際大抵の人は女のワンパンじゃ倒れないし、大学で柔道を履修していた時、本気で戦ってもあっという間に負かされたので、細くてもちゃんと力はある。
高尾山に登っても立ち仕事をしていた私の方が絶対に運動量は多かったはずなのに、息切れしてたのは私の方だった。
昔の私は周りが温厚なのをいいことに、先輩後輩構わず薄い男性陣のことを「AQUOS」「世界の亀山モデル」「iPod touch」などと好き放題言っていたけど、全然それでいてくれて構わない。
むしろ太ったら太ったで猛烈に文句を言ったと思う。
薄い身体のスーツ姿を見せてくれてありがとう。
座ったときにズボンのウエストのところに出来るわずかな隙間フェチな私には、とてもありがたい職場だったよ。
ちなみに私はその隙間のことを「セクシーポケット」「ポケット・オブ・スキニーマンフェティシズム」と名付けている。
後者は自然な英語かどうかわからないので半分ネタだが、前者は割と(心の中で)頻繁に使っている。
しかし、場所が場所だから凝視できない。
できればふざけて手を突っ込みたい、という願望があるが、そんなことをしたら大事な御子息に手が当たってしまい、セクハラどころの騒ぎではなくなってしまう。
でも死ぬまでに一回やりたい。セクシーポケット・インサーティング。
言い訳がましいけど、いやらしい目的じゃないの。段差があると登りたくなるとか、白線だけを歩いて帰ってみようとかそのレベルの「なんかちょっとやりたくなっちゃう些細なこと」って感じなの、伝われ!!!
そういや、一応「セクシーポケット」で調べたら、どエロいパンティがヒットしたのでリンクを置いておく。
「いやんそんなトコ♡」と言いたくなるような、あらぬ場所にパールがあしらわれていて、どんなものを入れるのか考えるだけでワクワクするような位置にポケットが付いている代物だ。
https://item.rakuten.co.jp/reon-fashion/r-5266-b/
あと、これはあんまり優先度が高くないのだが、よりすらっとして見えるので背が高いに越したことはない。
しかし、あんまりデカすぎると会話するときちょっと怖いということがわかったので、私と同じくらい~MAX180いかないくらい、その間に収まっていてくれればありがたい。
背の高い人に変なこと言って頭ブン殴られたら気絶しそうじゃん。
あと首を極端に曲げないといけないのは疲れる。
わかる人にはわかるアレで申し訳ないが、高校2,3年の担任の体型が結構好きだった。
細い! って感じではなかったけど、スタイルがよかった。ケツも小さかった。セクシーポケットもあった。
高校時代は、ぼーっとするふりをして、英語の時間はセクシーポケットを眺めていた。
不思議なことに同級生のセクシーポケットは気にならなかった。
中学生くらいのときからあんまり同級生にビビッとこなくなって、30overの塾の先生に対し(こんな人と結婚してえ)と本気で考え、高校の頃は特筆すべきキュンとするような思い出はなく、進学したらしたで大学の講師にときめいていた。
大学の時激推ししていた、当てられるとそう簡単には逃がしてくれないところが堪らなかった講師の先生。
だからいま、ひとつしか歳の変わらない人とお付き合いしていることは奇跡に近い。
でもセクシーポケットはしっかりある。
アルバイト時代は華奢なことを気にして夏でもスーツのジャケットを脱がず、脱いだとしても白衣を着ていた。
というか「ジャケットないと小柄すぎて威厳がない」という理由で塾長から
「ちょっと上手いこと言って白衣着せてきて!」
と小声で頼まれたことがある。
ストレートな物言いしかできないので、そういう頼み事は面倒臭がる私だが、甘い。
私は白衣フェチでもあるのだ。
全力で着せにかかった。
すんなり着てもらえた。むしろ暑くもなく寒くもなく丁度いいと喜ばれたのでwin-winである。
そしてなんでか理系の男性が好きだと思われがちだが、別にそんなことはない。
紳士感・文学系どっぷりな人特有の、変に落ち着いてる感じ、ちょっと捻くれて斜に構えたメンタリティが表に出まくりな男性に対しては、ウッハァ~~! 出てるオーラ全部吸い込みてえ~~、とすら思う。
具体例を挙げるなら、出身ゼミの男性たち。
なぜか皆控えめで、さらに紳士オブ紳士な教授の影響なのか、飲み会でも騒ぐことはない。
飲み会ではそういった物静かな大人の男性が冗談をいい語らうのを見て酒の肴にしつつ、ワセジョな先輩方と雑談しながら酒を飲んでいる。
たしかに理系の男性がすらすら難しい計算式をコピー用紙に書いて解いているのを見ると(その紙もらっていいですか? あとで舐めるんで)と言いたくなるけど、特別文系だから、理系だからという縛りはない。
知的でセクシーポケットがあり、控えめ。
この3点が私のツボなのである。
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なんだこの文章。
いまとても具合が悪く、例えるならキツめの二日酔いが丸一日続いていて薬も効かず、寝るに寝られない。
そんな自律神経がしっちゃかめっちゃかになってそうな状態で、気分転換に自分の性癖について書いた。
草野マサムネ連続ツイート事件の時散々YouTubeで動画を観ていたが、おそらく彼も理想の体型をしていると思う。
「愛のしるし」で警察官コスプレをしているが、全体的な布の余り具合になんかこう、ムラっとくるものを感じる。
でもまあ、つくづく私は人が羨ましくて、ないものねだりな性格をしていると思う。
長くなったので好きな女性の見た目だけに絞って書くが、推し巨乳グラビアアイドルを眺めるのが好きだ。
自身の乳の育成にチャレンジしていることは前々から言っているし、もう、とにかく、説明できないくらい、小さい頃から、私はおっぱいが大好きなのだ。
ずっとこのことを書きたいと思っているが、今度こそ大顰蹙を買いそうなので黙っておく。