その時歴史が動いた
クリスマス。
それは子供たちにとってはワクワクドキドキな日であり、サンタとして暗躍する親にとってはちょっとヒヤヒヤする日であり、恋人たちがイチャイチャする日である。
ていうかキリストの誕生日なんだけど。
そして私たちにとっては何もない日である。平日。もしくは各々ゆったり過ごす休日。ロマンスもへったくれもない。
しかし!!!
今年は奴が動いた。
「24日飯食いに行こう」
と。
しかし!!!
私は言った。
「え、その辺バイトが繁忙期だから、シフト入れてもらえたらモリモリ働くつもりだったんですけど」
と。
そして追い討ちをかけた
「前途危ういフリーターを、稼ぎ時に飯に誘うたあどういう根性してるんですか」
だが、相手はもっと強いカードを持っていた。
「父さんがウッキウキで『24日料理しよう』って言ってくるんだよ……お互い予定ない前提で」
「去年もそれやったんだよ……」
「ちょっと嫌なんだよ(お母様に)『写真送って!』とか言ってくるし」
笑った。
家族の女性陣はサッサと出かけてしまい、取り残された決して料理が得意ではない男たちのクリスマス。
親子の共同作業。
ぶっちゃけその顛末を聞くほうが面白いだろうし、私は稼ぎたいし。
お父さん可愛らしいし。
ヘラヘラ笑いながら「親孝行したほうがいいですよ」
と適当にあしらって電話を切った。
このブログ、すっかり色恋沙汰報告所ですね。やだやだ。