自己主張女のデリケートゾーン

見たな。

 

見たら、今から24時間以内に「見ました申告」をしましょう。怒らないので。恥に悶えることはあれど、腹をたてることはありません。

 

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私は本名がそこそこ珍しく、検索すると大学の卒論題目から過去のバイト先まで出てきてしまう。(ちなみに画像検索すると謎の男が出てくる。)だからSNSの検索よけや、個人情報は、そういうやむを得ないもの以外、絶対外に漏れないようにしていた。

 

しかし今回は、その鉄壁かとも思われたディフェンスに足をすくわれた。

 

就職活動中に、求職サイトに自分の情報を載せていたのを忘れていたのだ。

しかもちゃんといろんな人の目にとまるように「一般公開」で。ただの履歴書ならいい。

でも、私が利用していたサイトはメディア・クリエイト系の会社も多く登録されているものであり、自己紹介欄に「ポートフォリオ」を貼り付けなければならなかったのである。

 

頭の足りない私は、このブログから出来のそこそこいいものだけ貼りつける、ということをせず、丸ごとリンクを載っけてしまった。

 

電話中にブログ名を読み上げられたときの絶望と羞恥心たるや、筆舌に尽くしがたい。

 

しかもSさんは頭の回転が速いので、タイトルのSとKが意味するところをすぐに看破してしまった。

 

ブログの話なんて普段ほとんどしないのに。

検索と、アノニマスな存在になることには人一倍気を遣っていたのに。

 

今回はそれが裏目に出てしまった。

「ああ、私のサンクチュアリ？駅の向こうにセブンあるじゃん？そこ左行って、信号渡った奥の道行くとすぐ見えてくるよ。」と、自らめっちゃラフに教えてしまったような気分である。

 

このブログが「今日は○○ちゃんと△△した！まじ楽しい♡今度シンガポール行くプラン立てた(*^^*)」「今日もいい日だった！明日も頑張る！」っていう、無害でおいしいんだけど、食べ過ぎるとちょい胸焼けするカップケーキ、みたいなものだったらよかった。

 

でも。

 

バリバリにロマン派文学について、書いてある。

男のパンツについて3部に分けて書いてある(これで職を得た)。

課題作文だったとはいえ、事の始まりについて書いたものや誕生日の裏話まで載せてしまった。

 

そして、いま考えていることも。

 

ちょこちょこ盗み見しているのなら、やめなさい。

でも、文章について、フィードバックしてくれるなら。その勇気と純粋な感謝でチャラにしてあげましょう。

 

あなたがゲームと数学を心から楽しんでいるように、私は読むことと書くことを楽しんでいるし、最近はさらけ出すことの意味もなんとなく分かったつもりでいます。

 

つまりは、私の最高の趣味であり秘部であり恥部、デリケートゾーンなんだから、口を出すときはせめて誠実であってくださいまし。

ということなのである。