綿(MEN)のパンツはダサいのか
Twitterをふらふらして、面白いことをつぶやいている人のブログをつまみ食いならぬ、「つまみ読み」するのが趣味なのだが、先日、なかなかの珍味を食べてしまった。
それはあるオカマ・ゲイの、「ゲイの下着についてのこだわり論」だった。
人様の記事だし、簡単に書くと、
若かりし頃、いい感じになった男性に、穿いていたねずみ色のパンツを「ダサい!」とけなされる。
そしてゲイ御用達のハデハデな下着屋さんに連れていかれるも、好みに合わず「なんか違うよな……」と思い、何も購入せず、帰宅。
今では自分にあったそれなりに身嗜みに気を遣った下着を身につけており、人は下着そのものではなく、下着を通して見たいものを見ているのではないか、というような形で締めくくられていた。
過去周りにトランスジェンダー気味の子はいたけれど、今私にはっきりゲイと呼べて、かつ「下着」という、話題的にも部位的にもデリケートな話ができる友達はいない。
だから半ば怖いもの見たさ的な感情も抱きつつ、その「チン味」を味わってみることにした。
学校ではセクシュアリティやジェンダー、愛を扱った授業も取っていたが、あくまでアカデミックなもので、パンツなんかについては扱わない。
ていうか男性下着なんて、ブリーフ・トランクス・ボクサーパンツ・ビキニパンツくらいしか知識がないし、後ろにいくにしたがって「強そう感」が増していき、ビキニパンツの域に達すると、「ある一線を越えた意識」を持ってそうだな、という印象くらいである。
過去、「男にはなあ、『お母さんから供給される綿ブリーフ』から己の主張をもってトランクスに、そしてボクサーに乗り換える、という誰しもが経験する、いや、すべき通過儀礼がある!」と力説されたことがある。
これを聞いたとき、(……女の子の「そろそろブラジャー欲しいんだけど、ほら、体育とか恥ずかしいし、ちょっとこれじゃもう痛いし。」といって、あらゆる理由をつけ、理屈をこね、スポブラをゲットするアレに酷似しているな……)と思った。周り子の背中に浮かぶブラのうっすらとしたラインに当時体の小さかった私は焦りをおぼえたものである。
さて、ちょっと話題がずれてきたのでいよいよ本題へ向かいたいところ。数少ない私のこの拙いブログを読んでいる諸君。たった今「まじで就活に関わるから!!」という泣き落とし文句をつけてTwitterにアンケート投稿したので答えてね。これ、回答者数ゼロとかだったら、就活というよりも私の人望に関わってくるからよろしくね。
さて、長くなってきたので、恒例の前編と後編に分ける、をかましたいと思います。
「男のパンツ話かよ……。」と言わずに読んでみてください。
次回は、最も身近なノンケ(肉体的にも精神的、そして社会的にも男性で、恋愛対象が女性である人)代表に、前述のゲイの方の意見を聞いてもらったうえで男の下着道について語ってもらうよ。