変わり玉記録帳

日記・文章を載せる場所。個人文章道場も兼ねる。脳みそ断片保管庫宇宙本部。

20㎏減への道③

前回

「2ヶ月-10㎏を掲げていたのにあと1㎏足りず辛酸を舐める」

 


で、

 


今回

「さりとて2ヶ月で9㎏ってそこそこ落としたので筋トレをして、筋肉つけつつ2㎏ずつ落とします」

を宣言しましたが、

 


実際

運動できてねえよ!!!! 

財布失くしてあっちこっち手続き行かなきゃいけないのを言い訳に、朝の筋トレサボってるよ!!!  

週5日のバイトを始めて疲れてるから~~とプールはじめ運動をサボりまくっているよ!!!

しかもなんだかんだで2㎏減りそうで調子乗って何個かアイス食べちゃったよ!!!  

 


よくあるリバウンドのパターン。

食生活のベースは崩れていないものの、運動のリズムが崩れている。

 


前は土日の夕方になると「ウルトラソウル」が脳内に自然と流れてきて、よっしゃオラかかってこいや、とプールに赴いていたのにこの体たらく。

 


3連休も珍しく人と会う約束があって、心こそ潤ったものの、そのときの食事リカバリーができているかというとできていない。

 


もう完全に甘ったれ。

 


前は身体はデブでも心は脂肪を滅するアマゾネスだったのに。

 


いまは心も身体もデブ。

アマゾネス、完全にたるんでアイス食って寝てる。

 


痩せてる人向けに例えると、模試でA判定とって油断して(まあ受かるだろ)と思って全滅するやつ。

 


しかも運動・筋トレを蔑ろにしてとりあえず数値だけ落としてるってアレだね、私の一番嫌いな

 


「暗記だけして理屈はほぼ理解してないのに乗り切ろうとしてる奴」

 


お前そんなの絶対限界くるし、その程度を理解しようとせず進学してなにするつもりだ言ってみろ、的な。

 


そうだ、奮い立たせろ、

「一年だけ浪人させてくれ」

と時間に縛りかけて浪人して、滑り止めの合格通知がきてたとき

「大学生になれる~~」

って玄関で泣いただろ、思い出せその熱意。

 


ていうか私、時間で縛るの好きだね。

怠ける奴の最終手段だよね。

 


話を戻すと、バイトは運動しない言い訳にはなりません。

 


自分で一年で○㎏痩せると決めて、その方法として筋トレで代謝を上げて痩せることを選んだのだから、それを貫きなさい。

 


平日バイト前にバタバタしなくちゃならないような生活を正しなさい。

 


掃除は休日に終わらせる。それでプールに行く。

でも休日に寝ないと平日持たない人間だからから、片方はしっかり寝て、そこそこの時間に起きてプールに行く。

 


そうだ、プールに行く、だとテンション上がらないから「ウルトラソウルする」に呼び方変えよう。

心の中でしか使わないけど、思い込み大事。

 


ここまで書いたけど、口だけになるとつらくなって、どんどんテンション下がるから、なんか盛り上がる表を作ろうかな。

バイト中に。

 


実際、出張したとき以外は毎朝の体重をつけてるんだけども、毎日何回か見て計算しちゃうもん。

何回やっても同じ結果なのにさ。

 


てことは、紙ベースじゃなくて、表をiPhoneの中に作ればいいのかな、なかなかやったことがないんだけど……。

 


ちょっと最近怠けているので、素直に申告しました。

 


いま超怠けてます。

いろんなことを言い訳に筋トレをサボりにサボってます。

 


立ち上がれアマゾネス。

甦れ、どちらかというと陰気でマゾヒスティックな努力をする私!!

いつか睡眠に人生狂わされる気がしてる

もう睡眠関係なしに狂ってる自覚もないではないが、まあーよく寝る。

 


休日でも、予定なんて家のメンテとちょっとスーパー行くぐらいだし、存分に寝てる。

起きたら17時で土曜日が消失することもままある。

 


早く起きてもお昼寝の時間がないと休日はだめ。

 


いまのバイト先は幸いなことに夜型にありがたい13時スタートなので、二度寝しても片付けものとか洗濯を済ませられる。

そのぶん、終わりが12時近いわけだけども、10時始まりのところにいたって、そのくらいまではどうせ起きてるし、帰って30分以内にはお部屋真っ暗、おやすみ世界、な生活。

 


ちなみにバイトは編集です。懲りない。

 


すでに担当しているものが2作あり、私が辞めなければ年明けくらいに本になります。

 


こういうこと書くと大体辞めることになるよね。知ってる。

わりとメインどころの登場人物がいう「この戦争が終わったら結婚するんだの法則」絶対死ぬやつ。

 


ところで最近した人生最大のミスの話。

 


勤務中寝落ち。

 


めっちゃ怒られるやつ。

ついさっきまで読んでた文章は???

書いてた依頼書は???

メールどれだけ放置した???

 


つーかすっげえヨダレ垂れてんじゃん服びしょびょやべー。

 


その日はボスが打ち合わせ続きで夜まで帰ってこず、事務所で一人だったので、(もちろんやることはやりつつ)歌ったりたまに踊ったり、困ったメールが着たら指示を仰ぐ、みたいな感じでぶっちゃけパラダイス。

 


楽園に身を委ねたら緊張感を失いすぎて寝ちゃったんだと思う、多分。

 


百歩譲ってそこまではいいんだよ、バレなければ。

 


で、目を覚ました。

やらかしてしまったことの重大さを知り、血の気が引いた、が。

 


高校時代の数IIの授業でクソでかい寝っ屁を放った私は知っている。

 


(こういうときは音を立ててはいけない。静かに周りを窺うべし)

 


結論から言うと、ボス帰ってきてた。

 


怒りか呆れかわからないけど寝かせてくれてた。

 


ここで知らんぷりできませんよね、ということで平謝りして、数件だったけど見てないメールチェックして、その他やることやって退勤。

 


久しぶりに人の目を真っ直ぐに見て謝ったな。

 


笑って許してくれたのがむしろ怖い。一番怖い。

 


「仮眠とって捗るくらいなら休憩時間ていうことで寝てていいですよ」

「僕も1時間経ったら動くようにしてますし、頭回らなくなったら軽く寝ます」

 


怖いよ。普通のところだったら怒られるよ。

 


「だから社会生活が成り立たない、やっていけないんじゃないか」

という旨のお叱りや嫌味のひとつふたつ、いや100万くらい言われてもおかしくないし、怒鳴られたり罵声浴びせられてもおかしくない。

 


と思って翌日は、いつもより気を引き締めて、なんとなく気持ち的にボスとも変な距離感を持って仕事をしていたわけだが。

 


どうもさっきからタイピングの音が聞こえない。

 


そっと覗くと……。

 


ボス、昼寝してた。

 


マジか~~~。

 


昼寝、責任者公認か~~。

 


いや、責任者で仕事5トンくらい抱えてるからしょうがないよな、あれには必要性と正当性がある。

 

ペーペーの寝落ちとはわけが違う。

 

もしかして、昨日寝てしまってアワアワして謝りまくって明らかに焦り落ち込んでいる私に気を遣って、寝ているところを見せてくれたのかもしれない。

 

ああ、なんて寛大なんだ、ひとのやさしさ。


と思うことにして、今後は寝落ちしないように頑張ります。


それか休憩1時間を使って軽く寝ます。ビルの階段とかで。

 

ていうかみんなどうやって8時間+残業で寝ないようにしてるの?  責任感?  真面目さ?  仕事自体の楽しみ?  緊張感?

 

私にはそれがまったくないのか??  ウワー、人として終わってる。

 

父からもらった北海道土産は、悪いことしたら菓子折り持って謝りにいく、みたいなノリでバイト先に持っていこう。

多分一人じゃ食べきれないし。

 

仕事中に寝落ちしない秘訣、ぜひ教えてください。

20㎏減への道②

「2ヶ月で10㎏落とす」と宣言し、バイト先で出前を取ることになった時にも「ダイエット中なんで遠慮します!」と伝え、計画のプレゼンまでして本気の食事制限を行ってきたこの2ヶ月間。

 


いよいよ結果発表です。

 


たまに飛び込む避けられない飲み会、生理前の野獣のような食欲、幾多の試練を乗り越え空腹と戦い、サラダチキンを貪った日々……。

 

 

 

マイナス9㎏

 

 

 

ええええええええ

 


うそおおおおおお

 


めっちゃ悔しい。

合格最低点にあと1点足りない、みたいな。

 


でもよく言われるんです。

「短期間でよくそんなに落としたね」

と。

 


でも激太りしたことのない人は知らない。

 


「太れば太るほど体重は落ちやすい」

 


ということを。

 

 

前にどっかで書いた気もするけど、180㎝100㎏のおじは1日で3~4㎏変わる日もあるんだそうです。

 


ご飯大好き、寝るの大好き、辛いことがあったら好きなもの食べて寝よう!

という生活を送っていた私は、就職してから一気に太ったので、食事制限と軽い運動だけでめげなければある程度までは落ちるんです。

 


この2ヶ月は本格的な筋トレや運動に入るための準備期間でした。

 


しかしあと1㎏ってさあ……。

 


でもここで折れてはいけない。

 


反省点

①途中で食事制限をキツくしすぎた。

→最初はお米も食べて魚も食べて、いわゆる和食、粗食だったのがだんだん過激になり、気がつけば1日に1000Kcal摂ってない期間がありました。普通に体調悪くなる。

その頃は全然体重が減らず、おかしいと思って順調に落ちてた頃のメモを見たら案外しっかり食べている。そこで食事を再調整。また緩やかに減っていきました。 

 


②運動量のばらつき

→週末は必ずプールに通っていたのが、一度の休日出勤を機にサボりがちになってしまいました。出張もあって、休日寝て起きたら夕方、みたいな。コンスタントな運動、大事。歩き方とか姿勢を変えるだけでも汗かいてきて、いままでの怠け具合を痛感しました。プール再開しよう。

 


③ローソンに甘えすぎた

→がむしゃらに食事を縛っても心身に悪いので、一応調べて糖質・脂質・たんぱく質のバランスを考えて制限をかけています。

糖質制限」という言葉があるように、炭水化物はそんなにたくさん食べられないんですよ。

しかし、ローソンにはあるんです。糖質を極限まで減らした低カロリーなパンやクッキー、果てにはビビンバまで。

ついつい手が伸びる。でも糖質は糖質。低カロリー☆  糖質オフ☆  なんて言葉に甘えてしまった時期がありました。

 


そんなこんなで目標達成できずに終わった、ダイエット食事制限編。

 


これからは食事制限は続けつつ、摂取方法やタイミングに気をつかう、筋トレ編に移行しようと思います。

 


10㎏には届かなかったものの、そこそこ身体は軽くなっているはずなので今度は代謝を落とさず絞っていくために運動量を増やして脂肪を燃やします。

 


ここからは体重の減り具合がかなり緩やかになるはず。月に2㎏落とせるかどうかをまずはひと月試してみて、体脂肪率にも目を向けながら目標を決めようかな。

 


これから生きてるだけで痩せる夏が来る!  

脂肪があるうちにおっぱいマッサージに精を出し、乳を作りながら追い込みをかけていきたいです。

 


報告は以上!!!!

 


可愛い服を着たい!!!!

さすらい流れ流れて

無職からフリーターになりました。

 


懲りずに出版、編集プロダクション、アダルトをやってる小さな小さな小さな小さな会社に通っています。

 


今までの経歴全部盛りみたい。

 


5月23日現在、勤務5日目です。

編集のお手伝いがメインですが、初日に会社アドレスができて、次の出勤で「メインで使っていい」パソコンを買いに行って、もう名刺が刷り上がりました。

私どうなるんだろう。

 


これまた随分前にライターの方が紹介してくださった人の会社です。

ほとんど自分で就職していないです。就活はするけど連敗。

 


退職しては誰かに助けられ、その度にあまり長く会社にいられず善意を踏みにじってきたのに、また「ご縁就職」「他力本願就職」です。

 


本当に情けないし自分が嫌になるし、なにより、もう会えない人が増えてしまうのでは、とすごく自己中心的なショックを受けます。

話をつけてくれた人にも面子や評価というものがあるのに。

 


不思議なことに自分で見つけたアルバイト先や職場は3ヶ月もいられない。

あ、塾は4年からやったか。

 


だから、本当に感謝してもしきれない。今までの会社と違ってかなりイレギュラーなので、長く勤めたいな。

 


本当に、冗談じゃなく。申し訳ない結果になってしまったけど、紹介してくれた仕事が役に立ってるよー、と早く言いたいです。切に。

 


たった4ヶ月しかいなかった、近々の勤め先の出版社の社長と編集長が最後にかけてくれたひと言が忘れられないので、また近い業界でやってみようかなと思ったのでした。

 


待遇は私にとってはありがたく、かなり出勤時間が遅いです。そのぶん、帰りも遅いけど、そのおかげで食事制限もできていて助かっています。

 


○時間働かなきゃダメ!  というより期限までに終わらせることを優先するスタンスのようですが、まずはフルタイムに慣れようと8時間働いています。

 


しかし!  前の出版社とは違い、整った文章を読んでいるわけではない、むしろいまの私でもわかる抜け漏れ、設定によっては言葉足らずで「?」となる部分があるので、ちょっと不安になります。

 


そういった文章のテイストに飲み込まれないように、よく本を読み、よく書こうと強く思いました。

 


その原稿にきちんと赤と提案を入れてるプロの校正さんはすごいです。やっぱり校正の資格取りたいな。

 


ざっと調べてみた感じ、大学院進学より、金銭的にも資質的にも校正の技術を身につける方が近いところにある気がします。

 


校閲の技術はなぜか出てこないんだけども、調べ方が悪いのかな。

きっとこの記事も正しくない日本語がたくさんあって、プロの手にかかればすぐに真っ赤になることでしょう。

 


お金を貯める、そして新しい目標を抱かせるアルバイトを始めた、という記録ですが、どこまで続くのでしょうか。見ものです。

やさしい数の世界ーーダイエットの素直

前に好き嫌いがわからない、どこからが好きで、普通で、嫌いなのか自分で決められない、他人に頼ってしまう。という記事を書いた。

 


趣味……。私よりも没頭している、そのものをより愛しているのではないか、と感じる人がいると口を噤んでしまう、と。

 


唐突だが、最近ダイエットを始めた。

ちゃんと毎朝決まった時間に体重計に乗り、アプリに記録、食事制限。

 


食料を減らしても健康でいられるメニューを調べる。

カッコいい身体つきになるためにより効果的なトレーニングを調べる。

 


元がとんでもない重さということもあり、短期間で予想よりも体重が落ちた。

まだ見た目に反映されていないけど。

 


文章を書くことは好きだ。

でも私はたくさん読者がいるとか、書くたびにアンチでもなんでもコメントをもらえるとか、そんな人間ではない。

誰がこれを、気まぐれに更新されるそれっぽい文章を読んでいるのかわからない。

 


それに対してダイエットは素直である。

きちんと数字で返してくる。

調べた内容や、バイオリズム、いろいろなデータと照らし合わせて体重の増減・筋肉のつき方を考える。

 


過去、私に趣味を持たせようとした人間はゲームが好きだった。

 


でも振り返ってみれば、その人もただ漫然と遊ぶのではなく考え込んで、数値を見て技を磨いていたように思う。

 


プールでちゃぷちゃぷ歩きながら

「あ、私いままで分析できることをしていなかった」

と気づいたのだ。

 


大学の勉強は言わずもがな(成績は大して気にしてなかったけど)、塾講師のバイトも生徒が数値を返してくれる。

メガネ屋だって個人ノルマはなかったけれど、お客様がいくらの商品を買ったか、どれだけ売ったかの世界だった。

 


ダイエットは厳しい。

 


増えたり減ったり。

まるで受験勉強。

 


次の模試でB判定を取ろう。

次の月までに○㎏落とそう。

ここの筋肉を引き締めよう。

 

そのためにどうやって身体をを動かせば「効く」のかを考える。

どうすればもっと安定して泳げるのか、もっと内腿がビキビキするように歩けるか、ダイエット、運動は対話で科学なのだ。

 


求職活動はしんどい。知らない事情で落とされて、その度に振り返りをする。自己嫌悪にも陥る。

 


でもダイエットは明確だ。

昨日食べ過ぎた。最近便秘気味だ。筋トレをサボった。夕飯を抜いたから。むくみが抜ける時期だから。

 


浮かび上がる数、筋肉の痛み。

 


ずるしても騙せないから、素直な身体に私も素直になる。

 


散々語って来月には挫折、なんてことがないように、こんな気持ちがずっと続けばいいな。

20㎏減への道①

やることがなくなり、あってもパソコン作業となってしまって久しい私ですが、食べるのは大好き。

活動量に関係なくモリモリ食べられるデブのエキスパートです。

 


ここのところは就活全敗に失恋などやけ食いに走ることも多くありました。

そして食べたあとは現実逃避のため、寝る。

 


嘘をつかない・寝る・食べる を徹底して育ててくれたお母さんありがとう。

お母さんと妹は細身なのに、私だけ正直者のブタゴリラになりました。

 


そしてある日姿見の前を通ったとき。

 


「乳の標高と腹の標高同じじゃね?」

 


ついに気づいてしまいました。鏡は残酷です。

いや、どんどん太っていることは自他ともに認めていたけど実際に姿見で見てみるとエグいなこりゃ。

 


お付き合いしていた時も散々「痩せろ」と言われていて「一応」気を遣っていたものの、

 


「そんなこと言ってもお腹は空くデブ。あいつは太ったことないし、細すぎのまま育ってきたから気安く痩せろなんて言ってくるんだデブ~~」

 


とどこか甘えたまま別れることになり、

「これで体型気にしなくてよくなったからいけるところまでいってみようかな」

と思っていたけど、現実は厳しい。

 


服が入らない。

 


就職して離職してを繰り返し2年。20㎏近く太った私は手持ちの服がほとんど着られなくなっていたのです。


ズボンとか、まじ無理。

 


トップスも肩とか胸の部分に明らかに無理が生じていて、なにを着てもピッタピタ。

 


貧乏ないまたとえGUでもデブに合わせた服を揃えるのは不経済極まりないし、なにより見た目が醜い。

 


前はデブでも優しくしてくれる人がいたけど、今は容赦なく「デブ」と言ってくる人間しか周りにいない。

 


ジャージですらきつくなってきている。

 


もしマタニティマークを持っていたら確実に席を譲られてしまうであろう立派な腹、パンパンの顔、二重顎、二の腕に太もも。

 


完全に自分がデブだということに直面してしまった。

 


「よし、本気でダイエットをしよう」

 


しかし私の美容は大体三日坊主。ウェアを買うなど勢いこそいいものの、続かない。

 


すぐ脳内は「無理してやってもしょうがないデブ~~」「娯楽がないんだからせめて好きなものを食べるデブ~~」と食欲に支配されてしまう。

 


でも、今回は違う。

思い切って買った(といっても思っていたよりかなり安かった)体重計がある。

 


毎朝トイレに行ったあと必ず乗ることに決めて、それをアプリに記録していく。

 


人生最重量を記録していた。そりゃ服も着られなくなるな。

 


食べたものも記録。

夜は米を食べない。間食をしない。

 


とりあえずこんな感じでゆるゆるはじめた。そろそろ筋トレやウォーキングを取り入れたい。

 


勉強だって最初は手探りで人の真似をしたり、自己流で進めてみたりしながら自分に合った方法が確立されて、そこから成績が爆上がりする。

いまyoutubeでいろんな動画見てます。ビフォーアフターつい見ちゃう。

 


1年で偏差値を20上げた女だ。今度は体重を20下げようじゃないか。

 

ていうか20㎏って小学生背負って生活してるようなもんじゃん。デブって馬鹿なの?

 


しかし私にはタイムリミットがある。

いまは無職でお腹が空いても我慢できるしダイエット仕様の生活ができる。

 


でも再就職することになったら、また新しくストレスも溜まるだろうし、食生活も乱れ、ウォーキングなどに費やせる時間も減ることも想像に難くない。

 


だからいまのうちに落とせるだけ落として、筋トレして代謝を上げる必要がある。

 


かつての私に戻りたい。

吉岡里帆とスリーサイズが同じだった頃の私に戻りたい(ガチです)

痩せろ痩せろ言ってきた彼奴にすらっとした姿を見せてやりたい。

 


皮肉なことに別れてからやる気スイッチが入りました。「見た目で選んだわけではない」という言葉を都合よく解釈してぬるま湯に浸かっていたんだな。

 


そんなわけでダイエット1週間目、まだ食事制限のみで3キロ落ちました。

そこからは大体500g単位で落ちたり、現状維持したりしています。

 

どれだけむくんで、どれだけ無駄に食べてたの?????  無意識のデブの行動怖い。

 


夜はボウル一杯のキャベツ+サラダチキンにも慣れました。

まだまだ栄養バランスと低カロリー、低脂肪、低血糖な食事は追究できそうです。

 


今度は運動の恐怖を乗り越えます。

 


デブになればなるほど体重は大きく減って、痩せていくに従って落ちにくくなっていきます。目標は6月末までに10㎏減です。

 


頑張ります。

【子供だましロマン派文学】「宿命の女」②

John Keats  “La Belle Dame Sans Merci” 後半戦

 

前の記事では、起承転結の「起」「承」までを読みました。

騎士による女性を我が物にしたいという思い(環飾り・拘束の描写より)。

騎士をどんどん魅了していく謎の美しき女性(ファム・ファタール)。

二人はこの後どうなっていくのでしょうか。

 

本文読解

 

7.

She found me roots of relish sweet,
And honey wild, and manna-dew,
And sure in language strange she said—
‘I love thee true’.
その人は、甘くおいしい根菜を見つけてくれました。
野のはちみつや、天からの恵みであるかのような露も、です。
そして、知らない国の言葉で、でしたが、間違いなくこういいました、
「あなたが好き、本当なの」。

 

 

第6連で五感を虜にした、と書きましたが、ここでは騎士の味覚に干渉しています。

そして、「知らない国の言葉」なのになぜか騎士に意味が通じている!! 

が、しかし本当に「あなたが好き」と言ったのでしょうか。

そこは定かではありません。私が習ったときには「確実でない可能性が高い」としたように思います。

なにしろ、騎士はすっかり恋に落ちて、女性は「妖精としての姿」を現し始めているので……。

 

 

She took me to her Elfin grot,
And there she wept and sighed full sore,
And there I shut her wild, wild eyes
With kisses four.

その人は、自分が住むふしぎな洞窟に連れて行ってくれました。
そして涙を流し、ひどくため息をつき、悲しんでいました。
ぼくは、心魅かれるような、人を惑わせるような、その目を閉じてあげました。
4回キスをして、です。

 

この「妖精の洞窟」grotは女性器を象徴する言葉です(英語特化の辞書なら多分出てくる)。

そこにいざなったということは男女の営みがあったということ。

さて、ここまでラブラブだったのになぜ「男を翻弄する側」の女性が泣いているのでしょうか。涙の意味するところはなんなのでしょう。

ちなみに4回キスをした理由は「脚韻をそろえるため」「両目に同じ数キスするため」と言われています。

 

そして、ここでは神話の世界も関係してきます。めちゃくちゃ興奮してタイポがすごいです。

愛と美との女神ヴィーナス/アフロディーテ(ローマ/ギリシャ神話)一度は聞いたことがあると思います。「セーラーヴィーナス」とか。キューピッド/エロース(ローマ/ギリシャ神話)のお母さんです(『神統記』では最古から存在する神とされている)。

話を戻すとこの女神は音楽・食・性を司る女神です。

詩の流れを追っていくと女性は、「歌って」「食物を与え」「性行為」に及んでいます。

美と恋愛の女神ヴィーナスの力を辿って、自分に恋慕の情を抱かせているのです。

恐ろしい女です。

そんな感じで詩を読む際は神話の知識も超重要なので予習が果てしなかったです。

 


9.
And there she lullèd me asleep,
And there I dreamed—Ah! woe betide!—
The latest dream I ever dreamt
On the cold hill side.

その人は、ぼくをなでて眠らせてくれました。
そしてぼくは、夢を見ました。ああ! あの夢に災いあれ!
それこそ、ぼくが見た最後の夢なのです。
この冷たい丘で。

 

 

夢についてかかれています。

恐ろしい夢であることは確かなようですが、そういえば先ほどは不思議な洞窟に居たはずです。なぜ冷たい丘で夢を見ているのでしょうか。

 

 

ここまでが「転」です。

クライマックス、どうなるのか。

 

10.

I saw pale kings and princes too,
Pale warriors, death-pale were they all;
They cried—‘La Belle Dame sans Merci
Hath thee in thrall!’

その夢には、青ざめた王たちが出てきました。王子たちも、です。
青ざめた戦士たちも出てきました。みんな死人のように青かった。
彼らは、こう叫んでいました、「美しくも冷たいあの貴婦人に、
君もとらえられてしまったのだ」、と。

 

 

騎士が眠りについてからの描写です。

青ざめた王や王子、戦士が続々出てきます。そういえば第1連でこの騎士も青ざめた表情で森を歩いていました。

そしてここで初めて女性はタイトルにもなっているLa Belle Dame sans Merciと呼ばれます。

「つれなき乙女」と訳しましたが、sans merciのフランス語での直訳は「情け容赦ない」です。

ここにきて初めて騎士は女性の本性とその魔性の魅力に翻弄された者たちの未来、すなわち自分の未来の未来を見ることになるのです。

 

 


11.
I saw their starved lips in the gloam,
With horrid warning gapèd wide,
And I awoke and found me here,
On the cold hill’s side.

彼らの飢えた唇が、薄あかりのなかに見えました。
恐ろしい警告を発しながら、大きく開いていました。
そうして目を覚ましたとき、ぼくはここにいました。
この冷たい丘に。

 

 

夢の中で騎士は警告を受けています。もう説明は不要でしょう。

「あの女には気を付けろ」「虜になってもう逃げられなくなるぞ」

そして夢の世界から「冷たい丘」現実に引き戻されます。

 

ちなみに「妖精の洞窟」が丘の中腹にあるのにもれっきとした意味があります。

丘をさらに上にいった頂点は、神の世界だとされていました。人間の世界は一番低いところにあります。では妖精はどういう立場なのでしょう。

人間よりは霊的な力を持つけれど神のそれほどではない。だから丘の「中腹」真ん中に住むのです。

神を信仰するうえで妖精の存在(神以外の信仰の対象)はちょっと面倒な位置にいたのです

 


12.
And this is why I sojourn here,
Alone and palely loitering,
Though the sedge is withered from the lake,
And no birds sing
.

だから、ぼくはここにいるのです。
ひとり、青ざめた顔で、さまよっているのです。
湖の草は枯れ、
歌う鳥もいない、こんなところで……。

 

 

さて夢から覚めて夢の中の王族や戦士たちとは違い、現実に戻ってきた騎士。

しかし様子がおかしい。

まだ森の中をさまよっている!! 

現実に戻ってきてもなお、女性=妖精=ファム・ファタールの虜になり、彼女を探し求めているのです。青ざめた顔で。

そしてこの連、第1連とほぼ同じです(太字)。

でも騎士はいま自分のいる世界が夢の世界ではなく現実であることを理解しています。

決め手は第1連にはないThough。上の役には反映されていませんが「草は枯れているのに/けれど/かかわらず」この部分が現実と夢の荒涼とした様子をつないだのです。

途中までは妖精の魔法であんなに楽しく過ごしていたのに、もうその夢を見ることは叶わなくなってしまったことが窺えます。

そして同じ分の繰り返しは、見た目通り物語の繰り返しを意味します。

(いつの時代も)繰り返し起こること、そういった意味を持たせています。

 

 

これが「結」です。

さあ、妖精はどこに行ってしまったのでしょう。

物語の内容から推測するに、一度夢を見たものは姿を追い求めることはすれど、おそらく二度目の逢瀬は叶わなかったのではないと考えています。

けれども森で青ざめた顔をして探し求める、最初に戻ってしまうのです。違うところは「一度経験をしてしまったこと」

しかしその魔力に魅了されてしまったから、一心に探し続ける。そのなれの果てが第10,11連で登場した王族なのでは、と。

 

まとめ

この最初は盛り上がって、後半から物語の展開がだんだん下降していく/非現実→現実の引き戻しはKeatsの詩の特徴でもあります。

別の作品ですが最初は色彩豊かだった描写がどんどんモノクロームになっていく、など。

ただ、今回はballad、伝承・昔からの言い伝えをもとにしているので、そういった技巧は施されていないと考えるのが妥当かもしれません。

ほかの詩だとわかりやすいのですが……。

 

そんな感じで”La Belle Dame Sans Merci” についてのあれこれが終わりました。

いまでも曲にのせて歌い継がれている作品です。

 

個人的には、現実界の色のない冬の荒涼とした大地と、妖精とのやりとりの甘やかさや美しさなど色付きで想像できる部分を対比してみると面白いのではないかと思っています。

また、「涙を流し、ひどくため息をつき、悲しんでいました。」という、どうしても男性を不幸な身の上にしてしまう「宿命」を背負った女性(妖精)の悲しみ。そこにあるのは男性を失う悲しみなのでしょうか。それとも己の身の上を呪う気持ちなのでしょうか。

 

そういえば、Keatsのほかの作品に出てくる神未満人間以上、霊的存在である「宿命の女」は人間の美青年に恋をして、神と取引をして美女の姿を得ます。その後、無事に恋した男性と結ばれるのですが……。

 

これ以上はネタバレにつながるのでなにか別の機会があれば。

 

詩の引用元:https://en.wikipedia.org/wiki/La_Belle_Dame_sans_Merci

訳の引用元:https://blog.goo.ne.jp/gtgsh/e/730d3698115cfafb91987bb0c1fa42ab