草平くんと英恵さん
「英」という漢字が好きである。
どういう風に好きなのか。
「英語」の英であり「えい」と打てば予測変換にすぐに現れる文字である。
ただ。私は冒頭の「英」をわざわざ「はな」と打って変換している。
「秀でている」という字義から、美しさや聡明さの意味を持つにもかかわらずそれを前面にに出さない、とても慎み深い字だ。
有名な「英(はな)」さんである森英恵さん。なんて素敵な名前なんだろう。
「恵」という、個人的に少し押しの強いと感じる字もさらりと受け入れられる。(もちろん「英」以外にもそう思う組み合わせはたくさんある。「恵」を持つ友人、知り合いの皆さま)
もし子供が生まれたら、ビジネスネームをつけなければならなくなったら、是非とも使いたい字なのだが、父の名前が「英○」なのでなんとなく嫌だ。
ちなみに私は男の子に生まれていたら「草平」という名前だったらしい。冬生まれの草平。
友達にそれを話したら仰天された。いまの大げさな名前とのギャップがすごい、と。私もそう思う。
親は「平」の字が好きで、理由は特にないものの同人誌の登場人物には必ず「○平」という人物を登場させていたとのこと。
つくづくそれぞれの好きな字ってわからない。同じ「そう平」でも「聡平」の方が頭良さそうじゃない?
「英」も草冠。だからなんだってんだ。
とにかく「英」という字がなかなか堪らんということが言いたいだけ。