ショートショート大合戦
大統領選で世間が揺れている今、私の興味は別なところに移りつつあった。
別に自分が「政治的スタンスは公表しない」派、というわけではない。
仕事とか、ひいては転職とかに響いたらやだなとか、めちゃめちゃ利己的な考えだけど、ちょっとは考えている。
10月に接客した、日系アメリカ人のお客様とその件について話したことや、国外逃亡先へ日本を選んだ彼の今頃を思うこともする。
でも。
そんなことよりも。
私は今、1000〜1200字のショートショートを書かなくてはならない。
何故か。
Sさんは理系の園・モテない大学の院生のくせに、芥川賞受賞者が教鞭をとっている、小説に関する授業を取っているらしい。
この時点で羨ましくて首を絞めてやりたい。
それだけでなく。
今度の授業では、みんな自作のショートショートを持ち寄り、回し読みし、最後はその講師に評価をつけてもらえるというのだ。
なんという贅沢。
今「2本書いたので、こちらは成績対象外でいいので見てくれませんか?」
と、お願いしてください、と頼んでいる。ていうか駄々をこねている。
もし、我もショートショートを。
という人は、私経由になるが、もしかしたらSさんに送りつけたらどうにかしてくれるかもしれない。もしかしたら。
バリバリの文系とバリバリの理系の一騎打ち。
しかし、文才と想像力の無い私にとって、発想豊かでなかなか味のある言葉遣いをし、長く星新一に親しんでいる彼奴は強敵である。
倒す、とかでない。
お前が書くのなら、私はショートショートを書かなくてはならない。決定事項。
「今これに興味を向けておくべきなんだろう」という対象を、少しは分かっているはず。昔よりその辺は周りが見えるようになったはず。
バランス感覚を保ちながら、その辺に転がりまくってる題材の彼方を探る。
と、私はガチガチに力を入れているが、向こうは他に大事なやることがあって、適度に力を抜きながら良文を書くのだろう。あーあ。
ESの時みたいに添削(校正)を頼まれるんだろうか。
ショートショート載せないんかい!とお思いの皆様。これをバコバコ打ち込んだあと書いたのです。
ちなみにめっちゃ捻くれて主人公、コンプレックス丸出しの出来になった。
己の若さゆえか。作品なんて呼べたもんじゃないけど楽しかったな。
小学校の図工みたいなとりあえず発想をペタペタ貼ってくアレに似てました。