変わり玉記録帳

日記・文章を載せる場所。個人文章道場も兼ねる。脳みそ断片保管庫宇宙本部。

どうせなら。

よく使う言葉。

浪人中、「どうせなら」正しい鉛筆の持ち方をマスターしよう、お堅めなところでバイトして、お作法を身につけよう、と考えた。
でたらめなペンの持ち方をやめて、勉強し、夜はビールの注ぎ方や、おエライ人の座る位置なんかを覚えた。
後者はどうだか怪しいが、前者は見事に身についた。

今も割とふらふらな身。
友達の様子を見ていると、今のような、やることはあっても、自由な時間が多く、思いつきであれこれ作ったり書いたり、いきなり髪の毛を結ぶ練習をしたりする、ゆるゆるした生活を送るのはかなり難しそうである。

前のバイトで、かちっと礼儀や、マナーだの何だのを学んだからなのか、「どうせなら」根性が変な方向に向いてしまっている。日雇いバイトで、工場に赴いてみた。力仕事もした。競馬場で売り子もやって、そこで友達も出来た。スーパーでお酒売りのマネキンもして、少しウイスキーに詳しくなった。
(そういえば、そこでたった30分程度話したおばちゃんに、「あなた、本当は先生でしょ。そうでなければ先生をやりなさい。」と言われて、竦んだ。)

そして、今は「どうせ、時間にゆとりがあるならば」と、二重まぶたを獲得することと、おっぱいを大きくすること※に心血を注いでいる。バストアップのための「おっぱい体操」に飽き足らず、おっぱいに関する論文まで読み始めた。下着メーカー各社の動向も追っている。グラビア画像を集めて、「盛ってる」のか「天然モノ」か自分の体で試してみたこともある。あれはばかだったなあ。

二重まぶたに関しては、はなかなか有効なものが見つからない。

だってよく考えようよ、ブスより、ちょっとブスのほうがいいし、貧乳のちょっとブスより、巨乳のちょっとブスの方が、気分いいじゃない。


とにもかくにも、今までしなかったことを、と興味の向く方へ、てくてく歩いて行って覗いては帰ってくる、ということを繰り返している。ハマれば、それに諸々を費やす。

数年前に知ったが、私は世間のみんなの中では、割とお勉強や調べものが好きな方に入るらしい。もちろん院に進んだ人達の足下には及ばないが。

じゃあ「どうせなら」英語の勉強しろよ、と皆さん思うだろうし、自分でもそう思うので、己にビシッと言ってやりたいところなのだ。なのだが。

しかし、大学3年くらいから、ふと、何か、今まで頑なに「しまっておかなくちゃ」と思っていた心を、表に出せるときは今なのでは、と思い始めた。

その結果私の心は、幼稚園の頃ぶりに、可愛くなりたいな、と思うことを、貯金するだけではなくて、好きなものを集めるためにお金を稼ぐことを、こうやって考え事をつらつら明かしていくことを、ぐずぐずと将来を悩みながら、のんべんだらりと過ごすことを、許したのだった。

多分、心を緩める術があまりにも未熟だった私の、ギリギリのところでの防御反応だったのだろう。おかげで、やっとなんとか、いろいろなものと繋がることができはじめている。

だから、こう動いてしまうのは仕方がない、この雑記も許したもののひとつなのだ、と自身に日々言い聞かせている。

一応言っておくが、これにSさんは全く関係がない。私だけの問題。これについてはまた今度。

ちなみに、今のバイト先も、その気になれば、なかなかひとりでは学べない専門的な知識と技術を教えてもらえる。今日もたくさん面白いことを習ってきた。

4月頭から数えて6回目の勤務だったが、すでに私が、理屈・どうして・なぜなぜちゃんであることを見抜かれてしまった。
されど、優しく物事を教えてくれる人の多いところなので「どうせなら」貪欲に、なぜなぜを楽しみたいと思う。もちろん、ちゃんとお仕事に還元するよ。


今日は昼寝をしたせいで、遅刻をした。
ああ、常体の文は気持ちがいいな。




※あ、twitterの私を知らない人のために。
私はそこで書き散らかしている通り、可愛いものや人、おっきいおっぱいが好きです。
白くて、むっちりぽよぽよな谷間から辿ると、程よく肉はついているものの、しっかりとくびれているウエスト、ぷっくりとしたお尻から伸びる、なめらかな脚、水面を渡れそうな爪先。
女性らしくていいじゃない。綺麗じゃない。規格外に大きすぎると下着とか洋服は困るけど。